マインドフルネス

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近年、googleやappleなどの先端企業が大々的に導入していることなどから、大注目を集める「マインドフルネス」ですが、一体何なのでしょうか?
仏教の瞑想との関わり、基本的な概念について解説します。

 

近年日本でもよく知られるようになってきた「マインドフルネス」の来源は、一般にアメリカ・マサチューセッツ大学医学大学のジョン・カバット・ジン教授にあると考えられています。
ジン博士は、ストレス、病気、痛みなどに対する、近代医学以外の有効な手段として仏教が伝える「瞑想」に着目し、その研究に人生を捧げました。
そして、あらゆる仏教瞑想の基礎である「気づき(スムリティ/サティ)」と「観察(ヴィパシュヤーナ/ヴィパッサナー)」の修練を基に、「マインドフルネス」と言う概念を提唱し、世に問いました。

 

つまり「マインドフルネス」とは、仏教の瞑想法に由来し、そこから「仏教」という固有の思想を除いたもの、と言うことになります。

 

さらに、そこに繋がる仏教瞑想の系譜をひもとくと、ミャンマーに行き着くことになります。
近代ヴィパッサナー瞑想の起源はミャンマーにあります。
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、当時の王都マンダレーで活躍された“レーディ・サヤドー=アシン・ニャーナダジャ”がその元祖とされています。
ヴィパッサナー瞑想そのものは圧倒的に古く、釈尊の時代から連綿と実践されてきた瞑想法ですが、近年の隆盛の礎をつくったのはレーディ・サヤドーです。
彼の門下から“ウ・バ・キン”や“ゴエンカ”と言った瞑想指導者が出て、欧米に紹介したことがきっかけで、広く世界に知られるようになっていきました。